総合格闘技の歴史記事一覧

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今でこそ「MMA」という言葉が広く認知されていますが、90年代の格闘技を見てきたファンは、どちらかというと総合格闘技という言葉に懐かしみがあります。それこそまだ格闘技という言葉すらあまり認知されていない時代に、特に新日本プロレス出身のレスラーが中心となって、現在の格闘技につながる試合が様々な形で試行錯誤され展開されてきました。具体的にはリングスの前田日明を始め、高阪剛、田村潔司、パンクラスの船木誠...

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現代MMAにはない特徴の一つとして掌底があります。基本UWF系のルールはオープンフィンガーグローブを着用しないルールが常でしたので、手を使う打撃は素手による攻撃がメインでした。ただそうはいってもナックルはNGで、いわゆる張り手、もしくは掌底が許されていました。ところがこの掌底、攻撃時にどうしても指が目に入ることが多く、試合が中断することもしばしばありました。また素手による攻撃なので、なかなかダウン...

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前回は現代MMAにないルールとして掌底を挙げました。今回はズバリ、ロープエスケープを取り上げてみたいと思います。基本現代MMAは一度関節技が極まったら負け、一度ダウンしたら負けとなります。しかしUWF系列では関節が極まってもロープを掴むことで、エスケープとなり、いったん技が解除される仕組みとなっていました。ただエスケープは無制限に行われるものではなく、基本5回まで許されます。またダウンも複数回許さ...

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UWF系の格闘技の隆盛からしばらくが経過し、プロモーションとしてはPRIDEが人気を博しました。またPRIDEが発足してから数年後にK-1側の総合団体であるHERO`Sも旗揚げ。地上波でもゴールデンタイムで放映されるなど、今振り返ると本当に凄い時代だったと思います。ちなみにこの頃もUFCももちろん存在していましたが、決して「最強」ではなく、一番強い総合格闘家を決めるのはPRIDEのリングだったんで...